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2008年09月24日 10:45カフェインの自発運動に関する研究に着手

ノエビアグループの常盤薬品工業株式会社(本社:東京都港区)は、富山大学・和漢医薬学総合研究所(松本 欣三教授)協力の下、『眠気防止を科学する』ためカフェインの自発運動に関する研究に着手しました。そして今回、カフェインの投与用量による自発運動への影響の違いについて明らかにしました。

研究成果を2008年9月27日(土)、『日本健康科学学会 第24回学術大会』(埼玉)にて発表いたします。

◇研究目的◇

カフェインは、様々な精神的効用があるものとして昔より食品や医薬品に使用されてきました。特に眠気防止効果を求めて使用される場合が多く、睡眠に対して多大な影響を及ぼすことが知られています。そこで今回、自発運動量をリアルタイムで測定できる小動物行動解析装置※を用い、小動物への経口投与に対するカフェインの影響と自発運動について検討しました。

※小動物行動解析装置:高密度に配置した赤外線センサーを用いて、マウス・ラットの行動解析を行う装置

◇試験結果◇

試験1:マウスは明期に睡眠をとり暗期に活動していることが確認されました。

試験2:明期暗期ともにカフェイン投与で自発運動量は増加しましたが、増加率は明期のほうが高いことが分かりました。よって、次の試験3では明期に試験を実施しました。

試験3:カフェインを経口投与すると約30mg/Kgを最大として自発運動量が増加し、それ以上の用量になると逆に低下する傾向にあることが確認されました。

以上の結果より、カフェインの自発運動への影響は、用量により異なることが示唆されました。

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