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2009年04月21日 11:00大阪大学美容医療学寄附講座と共同で美容意識調査を実施

大阪大学美容医療学寄附講座(矢野 健二教授)とノエビアグループの常盤薬品工業株式会社(本社:東京都港区)は、美容外科に対する不安や不満の原因となっている診療価格に対する調査を行いました。

この結果を第52回日本形成外科学会総会ランチョンセミナー「美容医療の展望2009」 (4月23日、パシフィコ横浜)にて報告いたします。

【調査結果の概要】

T.美容外科診療に不安を持つ理由として、『価格の不明瞭さ』

U.美容外科診療5分類14項目のうち、価格差の最も大きい項目は7.4倍差

インターネットに掲載のある診療価格について、チェーン医療機関と開業医の医療機関とを区別して美容外科診療の5分類14項目の調査を実施しました。

美容外科のホームページ掲載価格のばらつきに関して、各項目の最低価格と最高価格の比率を調べたところ、最低価格と最高価格の差が3倍以上ある項目は10項目(10/28項目)、5倍以上差がある項目は4項目(4/28項目)でした。この結果から美容外科手術のホームページ掲載価格差の実態が明らかとなりました。

この調査の結果から、価格差が大きく、総費用に関する情報がない等、価格の不明瞭さが美容外科への不安や不満の原因となっているものと考えられます。

今後、美容外科診療に関して、学会が主体となり治療ガイドラインの制定、治療標準価格の目安の設定、総費用の提示を含む契約や解約のルール化などの基準や規範作りを行うことにより、美容医療全体の透明性が増し社会からの信頼回復に繋がるものと考えます。

【大阪大学美容医療学 寄付講座に関して】

常盤薬品工業は、2007年4月1日から大阪大学大学院医学系研究科に美容医療学寄附講座を開設しております。美容への関心が高まる中、美容医療の科学的検証および美容効果の客観的な評価法の開発などを通して、美容医療分野への展開をすすめております。

近年、美容への関心が高まる中、多岐に亘る美容治療が行なわれていますが、安全性や効果に対するエビデンスが必ずしも明確とはいえず消費者の不安の根源となっています。そこで美容医療全体として、社会からの信頼回復のためのルール作りが必要とされています。

本寄附講座は、美容医療の専門医師と弊社から派遣された研究員が一体となり、美容医療に関する実態調査、課題の把握、課題解決に向けた指針作りなどを共同で行い、美容医療の健全化に向けた取り組みを行っています。このような取り組みにより、美容医療の健全な発展に寄与できればと考えています。

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