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Home 朝日光輝さんに学ぶ! リアルの半歩先を行く発想術。 スタンダードをあえて崩すことで個性が輝く。

2011.08

朝日光輝さんに学ぶ! リアルの半歩先を行く発想術。

スタンダードをあえて崩すことで個性が輝く。

街中での「あの人、なぜか目にとまる」から得られるもの

――時代の"半歩先"を提案するには、まず今の空気感を的確にとらえる必要があります。今を感じ取るのにもっとも役立っていることは?

朝日:やっぱり、一日で30人ものお客様と接するサロンワークですね。僕にとっての"勝負時間"ともいえるかも。このサロンワークで、今の本当の気分や流行、空気感を肌で感じることができる。僕はこれを"リアル"と呼んでいます。加えて、撮影の仕事ではトレンドの先取りもできる。サロンワークで"リアル"を知り、撮影でちょっと先のトレンドを知る。この両立が僕にはうまくマッチしてるようです。

――お仕事以外で、今を感じるためによく行くスポットなどはありますか?

朝日:僕、趣味が人間観察なんですよ(笑)。ちょっと空き時間ができたら、ベンチなんかに座って行き交う人をなんとなく眺めるんです。男性なら分かると思うんですけど、雑踏の中でもカワイイとかステキだなって感じる女性は自然と目にとまりますよね? そうしたら、なぜステキに見えたのか、顔なのか、髪型なのか、服装なのか、全体のバランスなのかをチェックします。

――普通の人ならカワイイな、ステキだなで終わってしまうところが、その理由まで分析するんですね。

朝日:そうです。逆にちょっともったいないなって場合も、その理由を探します。髪型の一部がたるんでいるからかな、そこをキュってまとめればもっとステキになるはずとかイメージするんです。"リアル"で得たこうした発想が、サロンワークや撮影に生きてくるんですよ。

半歩先の発想にはセンスよりストック

――今を感じ取ったら、いよいよ"半歩先"の提案です。半歩とはいえ、時代を先取りするには発想力が必要になります。朝日さんはどのように新しいスタイルを創造するのでしょうか?

朝日:僕は新しいものを作っているとは、一切思ってないんですよ。美容とか髪の切り方でかつてない新しいものって、もうほとんどないかなと。先人たちがいろいろ考えて生み出した「人を美しく見せるスタイルや技術」は色褪せません。僕はそれを今にマッチした形でアレンジしているだけです。

――となると、先人たちが築いたものをどれだけ自分の引き出しにストックできるかがカギになりますね。

朝日:うちのスタッフにも言ってるんですけど、センスって持って生まれるものではなく、鍛えるもの。何かをアウトプットするとき、自分の引き出しから選び出したベストがその人のセンスになる。引き出しのストックが多い方が、選ばれたベストに価値があるのは言うまでもありません。人には好き嫌いがあって、普通は好きなものしかストックしない。でも、本当に大切なのは好き嫌いを超えたストック。いろんなものに興味を広げて、なぜ流行っているか考えたり、心から感動したりしてストックを増やすことがセンスを鍛えることにつながります。

――集めたストックをどう生かすかもポイントになりそうです。

朝日:多くの職業に言えることだと思いますが、美容の世界にも正解・不正解がありません。だから僕はメイクを教えるために、スタンダードを作っています。「だれが見てもキレイに、美しく感じるバランス」というものがあって、それをスタンダードと位置づけます。例えば顔のパーツが中央に寄っているなら、少し離してあげるのがスタンダードに近づくこと。あえて寄ったままにすれば、そこに個性が生まれます。スタンダードに持って行くにも、個性を生み出すにもストックが必要です。

――いったんスタンダードをイメージして、そこから個性を模索するんですね?

朝日:もちろん僕の仕事では、スタンダードがベストだと判断することも多い。でも、スタンダードのキレイなバランスを少し崩すと個性が生まれ、"半歩先"の美の提案につながりやすいと考えています。巻髪でいえば、きっちり巻くのがスタンダード。「もえ巻き」は、それをカジュアルにちょっと崩すことで、行き過ぎないけど個性のあるスタイルになっています。

  • 大ヒットスタイル「もえ巻き」は、こうして生まれた。
  • スタンダードをあえて崩すことで個性が輝く。
  • 空っぽになるまで発信すれば、次のステージが見えてくる。

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